速読術を学ぶ場合、独学であろうと教室に通おうと、あるいは通信教育や情報商材に頼ろうと、なかなかうまくいかないという人は少なからずいらっしゃいます。
それは『自分には速読術の才能がないんだ・・』と考える事もあるでしょう。
しかし、いきなりそう考えるのはさすがに早計です。
速読術はセンスによる部分はあまり多くなく、どちらかといえば効率を損なう行動やクセが原因で上手くいかない、というケースが多いのです。
では、速読術を学ぶ上で上手くいかない要因となるクセや行動というのは、どういったものなのでしょう。
まずよくあるパターンが、首を動かしながら読書するクセです。
このクセを持っていると、読書の際に視界がブレやすく、結果的に読むスピードが上がりません。
また、ある程度読書をしていると、首が疲れてしまいますので長時間の読書ができません。
首というのは脳に繋がる様々な神経が集中している箇所で、ここが疲労するとめまいや吐き気が起こりやすくなり、読書の継続が困難となります。
この他にも、読み返すクセというものがあります。
内容をより把握する為に読み返すというのは、特に問題はないのです。
しかし、これが癖になっていると、無意識のうちに既に内容も把握した文章をまた読み直したりしてしまうのです。
これは時間のロスになります。
さらに、小学生くらいの子供によく見られますが、音読してしまうというクセもあります。
声に出して読むと、どうしても読書のスピードは落ちます。
もちろん、音読には音読の良さが数多くあるのですが、速読を学ばせる場合は、目読をさせるようにしましょう。
上記のようなクセを意識するだけでも読書のスピードは相当早くなりますよ。